声が聞こえる 今私を呼ぶ声が
あなたは誰? 問いかけて
そっと瞼を開いた
沈みゆく夕焼け 三日月は顔を出した
何も変わらない いつもの帰り道
隣を歩くあなた いつもとどこか違った
花火を見に行こうと手を引かれて
何か忘れている 大切な記憶を
胸は高鳴り 顔上げれば
夜空に花が咲く 嗚呼
恋しくてわたしは恋して 鼓動が胸駆け巡る
打ち上がる花火見る姿は 無邪気で美しい
恋しくてあなたに恋して 時間すら忘れていく
別れの時は 刻一刻迫り始めていた
予報外れの夕立 三日月は雲に隠れた
木の下で雨宿り 消え入る声呟いた
「××すればよかったな」夢は記憶の扉叩く
恋しくてあなたに恋して 雨は止み月輝く
それじゃあまたね「また」なんてない 扉開け今
愛してるあなたに会いたくて いくつもの季節廻る
「行かないで」背を向けたあなたの手を思わず握る
嗚呼 言いたいこと溢れだす ずっと前から好きでした
幾星霜想い続けた果てに 一縷の夢咲き誇る
00:00 / 02:25
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想