ココロ・・・。 

教えてほしい。


【あなたに捧げる】ココロⅢ【アリガトウ。】

数日後、私はあるものを見つけた。

リン「これは・・・」

そのあるものにはこう書かれていた。

【ココロ】

これがココロ・・・。

「ココロを起動しますか?」

私は「Yes」を押した。

リン「これが【ココロ】なんだ・・・。」

鏡音レンがこれを作ってくれた。

リン「鏡音レン! 私、【ココロ】が・・・」

リン「鏡音レン! これが【喜び】なのね!」

鏡音レンは・・・? 鏡音レンは・・・死。

リン「鏡音レン! なぜか涙が止まらないの・・・」

「泣くのは【悲しみ】」

リン「これが【悲しみ】なのね・・・」

なんて深く、切ないの・・・。



そういえば鏡音レンは独りだった。

家族はいるのかと尋ねた事がある。


リン「鏡音レンニ家族ハイナイノデスカ」

レン「僕の家族は・・・みんな死んでしまったんだ。」


そうか、それで鏡音レンは寂しくて、私をつくったんだ。

きっと独りは寂しいから。

私は・・・私は・・・

私のココロの中にあの日、あの時の記憶がよみがえってきた。

「おぉ!! リン、初めまして!!」

「リンが生まれてきた事、それは"奇跡"」

「人間が笑うのは【喜び】、泣くのは【悲しみ】」

「鏡音レン! これが【喜び】なのね!」

そう、鏡音レンは私に色々な事を教えてくれた。
私を作ってくれた。 色々なものをくれた。

リン「ありがとう!!」

今、捧げる、あなたに。

この世に私を生んでくれて。

リン「ありがとう!!」

一緒に過ごせた日々を。

リン「ありがとう!!」

あなたが私にくれた全て。

リン「ありがとう!!」

永遠に歌う。

アリガトウ、アリガトウ、アリガトウ.....

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【あなたに捧げる】ココロⅢ【アリガトウ。】

またまた続編ですよっ

今回は短いですよー
次で終わりです。

閲覧数:124

投稿日:2011/08/22 15:59:22

文字数:762文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました