【S1】
「さみしい」って言えなくて 君の背中に祈ってた
”いつかそのてを はなすときは、わたしを どうかあいしてて。”


【A1】
出会って 恋をして いちばん そばにいて
夢とか はなして 体温 かんじてた
いつから？ 電話する 繋がらない数コール
「ごめんね」って慌てた 君が少しかなしい。

【B】
ふたりで歩く 夕焼けの隅で
立ち止まった わたしに差し出す
やさしい右手 見ていたら
なぜだろ 涙が こみあげる。

【S2】
「さみしい」って言えなくて 君の背中に祈ってた
”いつかそのてを つなぐときは、わたしを どうかわすれてて。”


【A2】
誕生日 クリスマス お正月 バレンタイン
どんな時もふたりで 過ごしていたの君と
なんで？ ってメールする 数回目のキャンセルに
「信じて」ってキスする 君が少しくるしい。

【B2】
ふたりで歩く 銀色せかいで
うつむいたわたしを抱きしめ
頭を撫でる 君の手が
なぜだろ 痛くて あるけない。

【S3】
「いとしい」って言えなくて 君の背中に願ってた
”重荷になってしまうなら このてを どうか はなしてよ。”


【C1】
こどものように泣きだしたわたしに
君は黙って何かを取り出す
小さな箱の中で光り輝くそれは
迷いのない君の愛


【S4】
「あいしてる」って聞きたくて 君の背中を呼び止めた
「どうした？」って 手を握る この手を どうかつないでて。


(いつまでも、あいしてる。)