６畳半のこの空間が僕の世界
小さなモニターが外界との窓
ヘッドフォンで塞ぐ騒音
かけっぱなしの眼鏡

呼吸するときにじわじわ死んでいく
感覚がとても嫌で
息をとめてみたけれど
やっぱり苦しくて少し咽せた

６畳半のこの空間が僕の世界
エアコンの温度が僕の体温
キーボードで綴る感情
こぼれるヒトリゴト

あっちこっち無駄に飛んでいく
思考がとても嫌で
布団に逃げてみるけど
やっぱり寝れなくて少し泣いた

自棄になって覚悟決めて何も持たないまま
僕は僕の世界を捨てた
思い切って出た外の世界は
やっぱり汚くて綺麗で五月蝿くて静かで
でも悪くはないんじゃないかな

なくてもそれなりに生きれるものだね
見えないとこで息切れしてるけど
なんだ　あんま　大事じゃなかった
６畳半の僕の世界