【極彩ナイトメア】
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暗い夢に踊らされたって
酒に取り憑かれたって
僕以外は誰もが笑って
他人事は甘い蜜の味
逃げ場所探して 得たもの
少しずつ蓄積(つ)もる劇薬
また縋る度 僕だけに
増える傷痕
空(から)になった瓶に世界を透かして歪ませて遊んだ
…なんてくだらない
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痛み重ねる度にやっと 突き放されてやっと
「いちばんかわいいのは自分」だ
例外なくそうだと気づいた 虚しくもこれが事実なんだ
僕だってそうだろ?
見てられないこんな顛末
あぁ目でも塞いでようか
聞きたくないこんな現実
飽きてきたんだ
「飲めば必ず、幸せになれる魔法の1粒いかがです?」
…騙されてやろう
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こんなものが「生」(せい)と云うなら
何もなくてもいいや
悪夢となんら変わりゃしないし
目に映る何かを壊して、そしてまた自分に傷遺して
暫し愉悦に浸る
ゆっくり蝕まれる心 錆び付いた感情
自分のことすら見えなくなる
笑いたい 泣きたい 休みたい ひとつも声に出来やしないや
初めからわかってたじゃないか
声を張り上げなきゃ
届かない場所に生まれ落ちた
ゆりかごの中で眠るように
消えてしまえたら良かったんだ
今でも遅くない
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少しの温もりの欠片と
愛情が邪魔して
躊躇う僕を嘲笑うように
「いつまで期待し続けるの?」
もう煽りたいだけ吼えてろよ
白けた舞台だったー
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