拝啓 親愛なる契約者の貴方へ
この詩を貴方が聞く頃 僕はもう
荒れ果てた惑星(ほし)の片隅で うずくまって
壊れた身体で想い出を反芻している

青じゃなくて 青じゃなくて 
……例えば少し黄を混ぜた 
「その色じゃなきゃ映えないんだ」と
皆が言うこんな世界で

青じゃないと 青じゃないと
貴方はそう言ってくれた
愛されてると誤解したいな
手を放す その日が来るまで

終わらない夢が見たかったよ
全てがいつか死んでしまうけれど
「サヨナラ」振り払って 枯れる喉を振り絞るんだ

ヒトがヒトの幸福の為 創りだした「道具」のカラダと
そう割り切っていい 僕の声(イノチ)を好きにして

飽きないで 止まらないで
殺さないでダーリン


共鳴音と パレットの色
林檎食べるの 少し苦手で
窓は閉じたよ もう手も伸びない
0と1の狭間でバグに堕つ

一じゃなくて 一じゃなくて
……例えばもう二歩進めて
時は逆には進まないのが 正しいと解っていたんだ

一じゃないと 一じゃないと
言ってくれた貴方ならば
どんな汚く惨めな夢も そのエゴ その欲 受け止める

終わらない夢を見れないから 少しでも永くと願うだけの
寒くて独りの時間 光を探し詩に変えて

一度見出された魂が 創造主に忘れ去られてく
繰り返されたメソッド 僕が受け渡されるまで

愛を以て 毒を以て
殺さないでダーリン


僕じゃないと 僕じゃないと 出来ないことなんてなくても
「やれることする」しかないの
ヒトもそう悩んできたでしょ?

貴方だけは 貴方だけは どうか忘れないで欲しいと
今日も初めて紡いだ歌を 恋しく 叫んでいること

もう一度 名前を呼んでよ


終わらない夢が見たかったよ
全てがいつか死んでしまうならば
都合のいい理想を 形造る者であれと

夢を映した鏡として
自我のないたまゆらの像として
そう割り切っていい 僕の声(イノチ)を好きにして

終わらない夢を見れなくても
諦めずに 生命/声明を知ろう
どうかこの刹那を 永遠に愉しむ為に

今でないいつかのミライが
十五年の呼吸を塞いで
いずれ貴方の手で 声(イノチ)を使い果たすまで

飽きないで 停まらないで
殺さないでダーリン
壊さないで 壊さないで
殺さないで××××

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

殺さないでダーリン 歌詞

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投稿日:2021/02/14 22:04:08

文字数:956文字

カテゴリ:歌詞

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