あてもなく踏み出したその足を
僕はどこへ向けるつもりなのか
わからないけどただ確かなのは
狭い檻から出たかったってこと


友達と遊ぶって嘘ついて
覚えのある道ばかりを進む
それはきっと心のどこかでは
迷子になるのが怖かったから

それでも町を抜け出して
知る人の無い空の下
コツコツ貯めた小遣いを手に
胸をふくらませて

日が暮れてゆく景色
眺めながらどこへ行く
今の僕は自由に
どんな遠くだって行けるさ


夜道の一人歩きはキケンと
さすがにわかる僕は踏み入れた
家よりも狭い個室だけれど
何ひとつ縛りがないネットカフェ

正直者の僕だから
「家出をした」とメールして
すぐに電源を切ったなら
自由の始まりだ

ダラダラと過ごしたら
その日なんて足早に
去ってゆくよ そしたら
明日がまたやってくるだけ


この世は実に残酷です
あらゆる犯罪に溢れてます
我に返り 思い直し
家は悪魔から護るための
結界だと気付いた

三日目の星の夜
「明日帰る」とメールした
すぐに届く返事は
「明日のごはん、シチューにするね」
僕が好きな南瓜入りかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

家出してみたけれど

付点8分+16分音符 みたいにリズミカルな感じをイメージしています。

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投稿日:2013/09/26 22:43:22

文字数:481文字

カテゴリ:歌詞

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