「あははwでねー?」

「ん」

今目の前で楽しそうな笑顔で俺に語りかけてくる子は、
すっごくかわいくて見るだけで癒やしを与えてくれている。

まあ、俺が一方的な片想いをしているってのもあってより一層輝いて見えるんだろうけど。


クラスといわずほかの学年にも俺と同じ環境にいる奴は数知れず。

みんなして叶う見通しのない片想いをしている。


「そらるってさぁ」

「んー?」

いきなり俺の名を出されたから少しびっくりしたけれどなんとか冷静風にかえせた。


「あんまり人の話聞いてないし興味なさげみたいな感じだけど実はちゃんと聞いててくれるよね!」

「え。俺ってそんな感じにみえてた?w」

「んへw
でもね、そらると話すの好きなんだー!なんか安心する!」


今の笑顔とかなしでしょ...不意打ちは反則だよ絶対…


「ねえ」

気付いたら声がでてた。

好きって気持ちがあふれて、声になってた。

まだ伝えるときじゃないって思ってたのに。

ここで「やっぱなし」っていうのもさすがになっておもうから。



「俺ね、ずっと前から好きだった。一目惚れしたんだ。
俺が過去も今も未来もすべて愛すからさ、
つきあってくんないかな…?」


言った。言ってしまった。

思っていることを全部。伝えたいと願っていたこと全てを。

とうとう伝えてしまったんだ。


「えっ…」

彼女は泣いていた。目を大きく見開いて。

そんなにいやだったのかな、でももう後戻りはできない。


「わっ…私っそらるがっ…告白してきてくれるって思わなくてっ…」

「うん」

泣きながらも必死に言葉を紡ぎ、俺に伝えようとしてくれている。

愛おしい。今すぐにでも抱きしめたい。

でもまだ答えをきいていない。

「わたしっわたしっ…!」

「ん、ゆっくりでいいよ、なに?」

「ん…私ね、そらるが好きだよ、同じ気持ちでよかった…!」


心臓が止まるかと思った。

ただの友人としかみられてなくて男として意識してもらえてると思いもしなかったから。


やっと、やっと気持ちが届いた。

そしてつながったんだ。


「俺絶対お前のこと離さないわ、大切にする。覚悟して?」

夕日が照らす空き教室で、君にも俺自身にもちかったんだ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

恋愛歌ver.そらる

ちはるです!!

歌詞太郎さんからずいぶん時間がたってしまいました(´・ω・`)

文化祭とかテストでドタバタでw

私も片想い中なのでより一層大変です(>_<)

でもでも!あきらめずがんばることも大切ですよね(`・ω・´)

閲覧数:179

投稿日:2014/07/18 17:51:42

文字数:954文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました