春の訪れ 感じるままに
足元眩しい 真白の足袋
背には大きく 文字躍らせて
くぐる鳥居に 薄紅吹雪

空を仰ぐ小さな町に 
拍子木が連れる始まり
囃子が止むまで 雨よ降るなと
鈴を鳴らして 目を閉じた

風に微かに溶けた 君の笑い声は
あの日 僕にも確かに 届いていた
集う人の波の中 必死に駆け抜けて
ただ 太鼓の音を聴いていた


夢か現か この城下に
響く全ては まるで幻
「また逢いましょう」
去りゆく夕べ
桜の宮に 涙が落ちた


灯に照らされた 君の横顔を
刹那 きっと僕だけが 知っていた
霞む光 花葉 目を逸らせずに
痛み 堪えながら 焼き付けた

揺れる君の姿 遠くなる囃子が
いつまでも僕の中 響いていた
瞼の裏に残る 鮮やかな景色の
彩よ 褪せないで 花が散っても

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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祭桜

祭りの日って独特の閉鎖感があって好きです。そこだけ時代不詳みたいな。
曲→http://piapro.jp/content/hq576701vxfq5456
ニコ→http://www.nicovideo.jp/watch/sm6639378

閲覧数:87

投稿日:2009/04/19 00:35:03

文字数:344文字

カテゴリ:歌詞

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