声が泣いてる 誰かを愛した
切ないけれど
何故か温かみも感じた
人の夢は いつも何を
伝えたがってるんだろう?
音を影を 感じるのは
きっと夢とみなした何かで
足音が語った 水の旋律を
結晶のような 赤いほおずき
鈴の音は揺らいで
涙つたう想い 花を染めた
うつむくその声も聴こえず
「君の瞳に、僕はうつってる?」
見えないけれど
その声確かに感じた
人の目には いつも何が
うつらずにいるのだろうか
『愛されてる』を 感じるのは
きっと夢とみなした何かで
囁きが語った 時の旋律を
月光のような 黒いアヤカシ
風鈴の音歌
木漏れ日 雨掛かり 夜露落ちる
輝きは亡くなる頃に
空の彩り 朽ちゆく運命と
命を宿した光の森
鏡のような瞳を探して
言の葉 舞い散る 恋を唄って
見えていく幻想と現像
足音が語った 水の旋律を
結晶のような 赤いほおずき
鈴の音は揺らいで
涙つたう想い 花を染めた
うつむくその声も――
泣き声が語った 歌の旋律を
盃のような 赤い君の血
蕾は薄らいで
涙つたう想い 頬を濡らす
決して消えることはない
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