夢見がちな私の瞳、今日玉虫色でして。
今日は夢のコットンに、なにを描くのか。
わたしの心に問いかけたのは、
もうゐにしえなのです。

夢の中で私、紋黄蝶であったから、
不吉を意味するようだわ。 (、ああ かなしくて)

オランダ坂、恋し君に出会う前の化粧。
与謝野晶子なんて読んだり、重ねたり。
視線からみあう錯覚エレキテル、
刹那、奇麗に咲かせて。

夢の中で私、鳳蝶であったから、
高飛車な翅でしたのよ。 (、ああ うつくしい)

君の前で私、大紫を描いてて、
私の前で君、憧憬でしかなかったから。 (、ああ なんて!)
私、奇麗なゆめみどり。



***


夢見がちな私の瞳、(0028)今日玉虫色でして。(0033)
今日は夢のコットンに、(0038)なにを描くのか。(0043)
わたしの心に問いかけたのは、(0052)
もうゐにしえなのです。(0102)

夢の中で私、(0114)紋黄蝶(もんきちょう)であったから、(0125)
不吉を意味するようだわ。(0133) (、ああ かなしくて)

オランダ坂、恋し君に(0145)出会う前の化粧(つくり)。(0150)
与謝野晶子なんて読んだり、重ねたり。(0159)
視線からみあう錯覚エレキテル、(0209)
刹那、奇麗に咲かせて。(0219)

夢の中で私、(0231)鳳蝶(あげはちょう)であったから、(0241)
高飛車(きれい)な翅(はね)でしたのよ。(0250) (、ああ うつくしい)

君の前で私、(0329)大紫(おおむらさき)を描いてて、(0339)
私の前で君(0348)、憧憬で(どうけい)しかなかったから。(0358) (、ああ なんて!)
私 奇麗なゆめみどり。(0407)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

游女翠-butterfly in water-《応募用》

ShimA様のとても素敵なピアノのバラード曲に恐れ多くも応募させていただきます。
タイトルの読みは『夢見鳥』、つまり蝶のことです。
大正・明治の女学生のしっとりと憂愁漂う水に浸ったような初恋をイメージしました。
游には『泳ぐ、ふらふらと漂う』などの意味があります。
通りすがりに顔を見ては切なく蝶のように心が漂う、そんな気持ちにさせられる唄に出来ていたらいいとおもいます。
また、(、 )の文字は、歌わない歌詞としt((
突っ込んだら負けですっ (`・ω・´)キリッ


【あまり使われない表現の注釈】
・玉虫色
 移ろい易い、変化し易いことの喩え。
・紋黄蝶
 昔、飛んでいると不吉の前兆と言われた。(広辞苑)
・憧憬
 あこがれ。
・紋黄蝶、鳳蝶、大紫
 蝶の名。また、大紫はわが国の国蝶である。


また、蝶は死者の魂の象徴と言われるそうです。
書いたあとで知ったことですが、被せてみても面白いなあと。
幽霊の女の子の恋っていうシチュがたんに好きなだけですが笑

では、長々と散文失礼いたしました。
 

閲覧数:239

投稿日:2010/06/08 00:56:22

文字数:735文字

カテゴリ:歌詞

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