六時限が終わるとすぐにリンが来て、私は半ば拉致されるようにしてバスケ部の部室に来ていた。
「はじめまして。零音・リフレインです。レインって呼んで下さい。」
さっそく先輩に紹介されて、案外あっさりと意見は通った。だが、気になることが一つ。
「はじめまして。哀音 ユイです。よろしくお願いします。」
確か、リンは枠が後「一つ」といっていた。つまり、この人は入れるのだろうか。
いや、この人は立候補ってか、ここに決めていたみたいな。
だったら、ここは私が下がるべきなのだろうか?
哀音さんはどう思ってるんだろう・・・?
と、思っていたら、当の本人がふとこちらを向いた。そして・・・。
「私、負けませんから!」
と言った。
「・・・え?」
「私、絶対ここのマネージャーになって、あの人のハートを掴むんです!!」
で、その矛先が何で私に・・・。
「じゃ、期間は一週間にしとくかな?」
「て、何の期間ですか?」
「仮入部に決まってるでしょ。」
ああ。と頷く。って・・・
「なんで(仮)!?」
「だって、枠は一つしか空いてないんだから、どっちが使えるか、見極めてやろうと言うことさ。」
ええ!!と、私だけ驚く。リンも人が悪い。先に言ってくれればいいのに。
「とりあえず、今日は帰っていいわ。明日からはちゃんと来る。分かった?」
「「はい。」」
で、回れ右して帰ろうとするとメールが届いた。哀音さんからである。
「この後、校舎裏に来てください。」


校舎裏は、裏と言えば裏だけど、太陽と言うものがないこの世界では影も存在せず、どこが裏なのか分かりにくかった。
「で、何のよう?」
「私、負けません。」
「はぁ。」
「あなたに挑戦します。私、ニコフ君が好きなんです。」
「はぁ・・・って、えええええええぇぇぇぇ!!!??」
「声大きいです。」
「いや、駄目駄目。あいつは私のものなんだから。」
哀音さんは予想通りかと肩を落とす。
「私、それがほんとの理由でバスケ部のマネージャーやりたかったんです。」
「私だって、ニコフがいるから。」
「でも、道具だと思ってるんでしょ?なら、私に譲ってください。」
「お前、本気で言ってるの?」
ええ。と頷く。
「だったらこの一週間は決闘ね。」
「ええ。私もそう思ってます。どうせ譲ってくれるわけないですから。」
「言ってくれる。あんたには絶対負けたくないわ。」
「そんなこと当たり前です。」
それと、
「私、絶対に負けませんから!!」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ボーカロイドXX

久しぶりに・・・。

だが、よく分からなくなってしまった!!

なんか、期間が開きすぎて、設定とかよく分かんなくなっちゃった・・・。

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投稿日:2009/11/11 15:04:51

文字数:1,028文字

カテゴリ:小説

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