A
導火線が赤く燃えた
数秒経って、花火が上がった
橙(だいだい)の

コインひとつ握りしめて
等価交換の 列に並んだ
夕時雨(ゆうしぐれ)

B
誰かが叫んだ
「すべてを手に入れたい」
愛を対価に

誰かは願った
「愛されたいの、もっと」
地位払っても

C
まぎれもなく
これが 世のスプート ニクで
お生憎 様ね

ないものねだりをしては、また
導火 線に 火を付けてゆく

S
なんにも見つかんないの
なんにも見つかんないの
私に「何か」をください ひとつ
コインひとつ、私であるため
「何か」「何か」「何か」
なんにもないや

何処にも居らんないの
何処にも居らんないの
私に「存在(いばしょ)」をください
雨上がり見た ちっぽけな
陽だまりでいいから


A
幸か不幸か 私は独り
このまま息を、止めればよかった
あの夜に

終止符を手繰り寄せては
結んだ指の 赤点のアリア
奏でてる

B
等価の街では
「いますぐ消えたい」と
セイを投げて

カノジョは祈った
「生きてみたいの、もっと」
記憶無くとも

C
果てもなく
廻(まわ)る 需要と供 給で
お誂(あつら)え向きかい?

だけどピースが合わないんだ
導火 線の 火を踏み潰す

S
誰にも変えらんないの
誰にも変えらんないの
私が「私」である事 ひとつ
沈む夕陽、綺麗と泣いてた
キミが、キミが、キミが
此処に居るの

はじけて混ざんないの
はじけて混ざんないの
火花散るよなスプートニク
コインひとつ、花 咲かせて

D
あのコの部屋へ
キミの生命(いのち)ほどに
美しいもの、など何処にもない
「誰も」「何も」

等しさなんて
此処にはないんだよ
較べてみても 意味なんて無くて、
キミを好きな 誰かが

キミを知ってる
虹を描(えが)いてる
ギター抱え歌う
時に泣いては
洗いたての生命(いのち)で笑う
陽だまりみたいな ぬくもり

きっと誰もがそう、特別だから、
時に不安になるんだろ
キミの居ない世界に立って
南の空に星が輝いてた


S
なんにも見つかんないの
なんにも見つかんないの
私に「何か」をください ひとつ
コインひとつ、私であるため
「何か」「何か」「何か」
なんでもいいから

誰にも変えらんないの
誰にも変えらんないの
もしもね、「ひとつ」選ぶなら
雨上がりに見た ちっぽけな
陽だまりになりたい

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

星屑スプートニク

毎度ながらタイトルは適当です。

すんさんとのコラボ用歌詞です。
修正変更の確認用。vol.1

ちょっと久しぶりに書いたら、変な世界観に(笑)
等価交換で希望が叶う世界。
私はなんでもいいから「私」という存在を感じたくてコインひとつ握りしめて列に並んだ。
コインひとつの価値、それで充分なくらい「なんにも見つかんないの」。


サビは「なんにもみつかーんないの」って感じです。
「はじけて混ざんないの」は、ベジータさんの名台詞「はじけて混ざれ!」からお借りしてますが、微妙でしたら(私に戻りたいの)に変えます(笑)

スプートニクは「衛星」ですが、「付随するもの」の意味もあるそうで、人生に付随して回るもののイメージ。

閲覧数:210

投稿日:2020/01/21 20:13:41

文字数:1,001文字

カテゴリ:歌詞

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