醒めない夢は無いの
硝子張の地面の上で
歩き過ぎたら壊れてしまうから

引鉄の無い冷たい銃
空の言葉の内側に
目を塞いだ自分の姿
誰かが見つけてくれれば

変わる気がした
そんな気がしたのに
私の世界には誰一人、人がいない

世界が世界であるなら
私はもうそれで良いよ
ちっぽけな傷も
触れて仕舞えば
大きくなるの
繊細な言葉で触らないで
空回る言葉でも良いの
私が私でいれば良い
今すぐ息を止めて

極夜灯 静かな夜
全て贋作(にせもの)よ
似せれば綺麗に見えるから

罅割れの無い汚れた鏡
醜い家鴨の子も笑ってしまうわ 見てみなよ
誰かが笑ってくれればさ

変わる気がした
そんな気がしたのに
私の視界には誰一人、見つからない

世界が世界であるなら
私はもうそれで良いよ
古惚けた愛も
混ぜて仕舞えば
汚くなるの
尊大な心で見せないで
拙い表現でも良いよ
何かが止まれば良い
今すぐ息を吐いて

ゆっくり目を開く
誰もいない部屋の中心
手の届かない夢の跡
誰かに声を掛けられたら

もう見たくない別れの春も
記憶に焼き付いて離れない夏も
葉が枯れて落ちる寂しい秋も
寒くて凍える苦しい冬も
私の世界には要らないと思ってたのに
記憶に染みて垣間見せるその残照が
余りにも綺麗なんだ

世界が世界であるなら
私はもうそれで良いよ
ちっぽけな傷も
触れて仕舞えば
大きくなるの
繊細な言葉で触らないで
空回る言葉でも良いの
私が私に成れば良いから
今すぐ目を開けて

世界が世界であるなら
私ももう其処にいるよ
独り善がりの歪も
触れる事なく
小さくなるよ
絶対な力で触らないで
非力な弱さでも良いの
私が私を崩せば良いから
今すぐ息を吸って
声枯らしてよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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不連続世界と私の証言

見えないけど近付いてる
触れないけど伝わる
世界の正体は分からないけど
それでもちゃんと気付いてるから大丈夫

閲覧数:85

投稿日:2023/10/10 10:58:53

文字数:728文字

カテゴリ:歌詞

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