夜の快速列車に王子様などいないわ
瞳交わした合図で禁断の夢始まる
妖艶に舞うpapillon　今宵の獲物探して
rouge濃い目に引いたら戦闘準備完了

羨望と侮蔑をカドリールみたいに
入れ替わり浴びては馥郁と香るの
清らかな百合にはどうしてもなれない
鮮やかな真紅に色付いた薔薇なの

私の中で満たされず眠れぬ野獣
暴いたのなら手遅れよ　貴方も同じ
零れる蜜を求めては貪るだけの
茨の檻に囚われた憐れな獣

昨日の夢を脱ぎ捨て新たな夢を探すの
肌を這いずる淫らな視線で野獣目覚める
今日のドレスはpurple　挑発的に開いた
背中に続くラインを想像すればいいのよ

情熱に滴る薔薇の蜜強請って
溶け落ちてくるまで舐め上げて頂戴
残さず全てを飲み干してくれたら
特別に卑猥に機嫌よく啼くから

王子様などつまらない偶像だから
暴き立てたい秘めた熱　どこでもいいわ
揺さぶり上げて天国の扉を叩き
交わるほどに飢えていく憐れな獣

もっとたくさん高く深く　私の洞（うろ）を全て埋めて
隙間を無くし終えたのなら　私の涙止まるかしら