たたり
    詩:赤りんご@

1回目の釘は
頭へと突き刺さり
木の網目に曲がり突き刺さる

どれだけ頑張っても
届かぬ夢を
描くメルヘンチックな頭を
打ち抜きたくてまた打つよ
コンコン、トントン、トンコンコントン


2回目の釘は
手足に突き刺さり
4つの穴が星を紡いだ

どれだけ走っても
掴めぬ理想を
綺麗な道の彼方へ進む足を
引きちぎりたく打てまた打つよ
コンコン、トントン、トンコンコントン


3回目の釘は
心臓に突き刺さり
血を噴出して体を曲げる

どれだけ動いても
止まらず触れる振動を
打ち抜きたくてまた打つよ
コンコン、トントン、トンコンコントン


今見た夢を
長くなる昔話
絵本を見れば昔と同じ
空は雲らず
私は晴れて
いつのまにやら終わる自分に
失望 失神 失明 失行
何も変わらぬまま

4回目の釘を
刺す瞬間
止めた自分に褒めを与えよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

たたり

閲覧数:20

投稿日:2011/11/22 21:43:04

文字数:384文字

カテゴリ:歌詞

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