湖 歩く足音が響いて
耳の奥 伝えるは裸足の熱
氷 うすく張る心 融けだしたら
わたしの体 しずかに沈んでいくでしょう

水底から空はただ遠く 白んだ水面凍りゆく
指先かじかんで届くこともないならば

湖面につもる白雪 面影を閉じ込め
繋いだ手と 幼い日々 消えずに染み入る
氷りながらも 燃ゆるは
一輪の紅 咲き誇る
だから手向けの花はいらない

冬枯れの湖で 瞬いた 星の群れ
雪の中 咲く花があると教えてくれたのは…

囁く声 笑顔ただ遠く 滲んだ視界凍りゆく
醜くひびわれた声しか出せないのなら

湖底につづる一片 言の葉を綴じ込め
くちびる縫って 眠りましょう 銀盤の裏で
氷りながらも 燃ゆるは
一輪の紅 咲き誇る
だから手向けの花はいらない

湖面につもる白雪 面影を閉じ込め
繋いだ手と 幼い日々 消えずに染み入る
六花となれば伝えることでしょう
儚く融けながら告げる
“ただ愛していました”と

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

銀盤

こおりづけの花。

閲覧数:169

投稿日:2009/10/03 22:52:02

文字数:405文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました