風がさらうストールの行方 せめて君に届くといいな
過ちに気付いたのは 何もかも失った後
宛先のない手紙に書かれた「さよなら。」
誰も助けてはくれない この世の果てで
君の幻覚だけが 僕を見続けている
風に消える僕の声が いつか君に届くといいな
ほらそこで見ているなら せめてこの言葉を伝えてよ
耳鳴りが止まない 暗い部屋のせい?
終わりの見えない空白に「ようこそ。」
誰も助けてはくれない この世の果てで
君は擦れた声で 僕に囁き続ける
風に溶ける僕の熱も いつか君に届くといいな
ほらそこで見ているなら せめてこの手を取ってよ
風が運ぶ思い出が やがて深い眠りに誘う
風がさらうストールの行方 せめて君に届くといいな
毒が抜けて 毒が抜けて 目が覚めた朝には
夢だと言って 夢だと言って 奪ったのは私でした
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