1、
雑踏に踏まれたハンカチ
片方だけの手編みの手袋
封が開けられず捨てられた便箋
片思いの人から借りたままの鉛筆


2、
だからはしっていけ
明日があんなにも鮮やかになるには
お前の色が加わらなければ
木漏れ日の星にとどまるよりも
血色のいい停滞でごまかす者と
並ばない午後を選んだのだろう

3、
私は墓になりたい
陽の光で優しく暖められた
昔頑張った人の墓になりたい
もし参る者がいるのなら
すすきの穂で頬を撫でて
ほこりのにおいを持ちかえってもらう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

アイディア集

詩集の種です。
何かインスピレーションを得てくださったら幸いです。

閲覧数:73

投稿日:2018/10/06 10:08:25

文字数:229文字

カテゴリ:歌詞

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