結局、埋まるのは物理的な距離
この腕に抱き寄せて、愛を囁いたって
触れられない、キミの心

どうして別の個体なんだろうって嗤う
この身を捧げて、盾になったって
手に入らない、キミの全て

明日になったって、いつになったって
この焦燥感は、消えやしない

これで最後だからと身体繋げた
ケロイドみたいにその肌に残ればいいのに
めちゃくちゃに掻き乱して、どろどろに溶かして
傷付けてみても、見えない傷だけ増える
僕の、この胸に

結果的に、丸くおさまるなら誰も苦労しない
この腕で抱き締めることも、愛を唄うことも
二度と出来なくなったね

昨日のままなら笑い合えた
焦燥感は、絶望に

これで最後だからと笑って言った
キミの瞳に僕は映らなくて
めちゃくちゃに掻き抱いて、ぐちゃぐちゃに泣いて、でも
縋れない馬鹿な自分、見えない痕だけ残る
僕の、この胸に

これで最後だからとキスをしてみた
ケロイドみたいにその肌に残ればいいのに
これでお別れだよと手を振った
ケロイドみたいにこの胸に残った
めちゃくちゃに掻き乱され、どろどろに溶かされ
傷付けてみても、手に入らない
僕の、この腕は
キミを、愛せない