ザオリク 

雨が降る 校舎裏で雨宿り
一人 壁に落書きをしてる
君が 傘を 差し伸べるその手が
冷たくて 私は 言葉を失う

その目が 怖くて 切り出せない言葉を
駅に つくまで 心に押し殺す

傘に落ちる雨の音だけ
残し沈黙に包まれて
誰もいない信号待ち
そこで君が転んだ

手を伸ばして 手を掴んで
僕の前で 君の前で
冷たい手が 離れていく
クラクションが 響き渡る

傘が跳ねた 宙を舞った
見えなくなる ぼやけていく
今 目の前には 映らない


雨が止む 運びだしたサイレン音
ぼーと何も考えられずに
通り過ぎる黒猫の鳴き声
君の影が空へ消えていく

さよならを言い忘れたまま
嘘で塗り固めた結末
秘めた想いの果てにはもう
誰にも 届かず

手を振って 振り返して
さよならだね お別れだね
迷子になる 何を迷う
頭ん中 真っ白で

何をいえば 何といえば
伝わるのか わからなくて
今 心の中 崩れていく

気付けばそこは夢の中

君の姿が映し出される

それは幻想の形

だけど だけど

魔法を唱えてみた



目を覚まして

手を伸ばして 手を掴んで
僕の前で 君の前で
手のぬくもり 伝わって
体が今 蘇った

泣いて見せた 泣いて見えた
変わらないね 変わらないよ
今 『さよなら』を 告げました。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ザオリク【歌詞】


閲覧数:414

投稿日:2011/10/10 01:54:38

文字数:564文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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