レオ「な、、なんだ・・・と。これは・・いったい・・・」
リン「み、道を間違えただけなんじゃない?」
そんなことはないのはリンもわかっているはず、
なぜなら学校まではほぼ直進なのだから。
それに、この建物は、、学校に似ている。
レオ「とりあえず、入ってみるか。。」
その時、{家に帰る}は選択しなかった。なんとなくだが選択できなかった。選択してはいけない感じがしたのだ。
ビュウゥ…
朝、家を出る時に感じたあの変な風だ。
リン「や、やめておこうよ。。」
今回ばかりはリンのほうが正論だったのかもしれない。しかしオレは歩き出す。
リン「ま、まってよ~」
びくびくしながらリンもついてきた。
あたりはいつしか薄暗くなっていた。。。さっきまでいつもとかわらない朝だったのに。
校舎からは全く音がしない。というより、世界の音がしない。
ガチャ・・・ゴゴゴ
しまっていた門を開け中に入る。それ以外の音はしない。
ゆっくりと校舎のなかにはいり、いつもの1-C組を目指した。
いつもの『おはよう!』の声は聞こえない。
リン「……グスッ」
リンは軽く泣き出していた。オレも泣き出したいが、2人とも泣いていては前に進まない。
そして、1-Cは無残なことになっていた。机もイスも黒板もひどく風化している。。
レオ「なんで、、昨日はきれいだったのに。」
リン「…」
リンは本気で泣き出していた。
レオ「とりあえず、職員室に行こう・・・な」とリンに話しかける。
リンはただうなずいているだけだ。
職員室も同じようにひどく風化していた。
レオ「何か情報がいるな。。」
そこで1台のPCを起動させてみた。見たことのない型のPCだった。
ネットにはつながらず、PCに保存されているデータを探す。
テストの問題・・(そういえばテストが近かったな。)
先生の趣味だろうか、アニメのキャラの画像・・
日記。
日記!
先生には悪いが見せてもらうことにした。最後に書かかれていたのは昨日。
【今日は朝から嫌な予感がする。これは私だけだろうか。なぜだか今日でみんなと離れることになる気がしてならない。
いつもと変わらない日なのに・・・】
先生も感じていたんだ。昨日から。
オレはリンを連れて校舎を出た。
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