夕闇に潜む影法師が ボクの心を蝕んでいく
南に見えた満月を 掴むように
伸ばした腕が崩れていく
言葉の裏の表に隠された 真実を
見せてやる
明日のその先にある未来が
ボクの足元をすくって
奈落に落とすたびに 恋焦がれる
逆さまにした砂時計 映し出す孤独な欲望
北に見えた鳥の群れが 道しるべ
盲目の小鳥が目覚める
気取った態度で見つめる 真実を
壊してやる
煩いほどに耳鳴りが響いて
滅亡に苛まれた鼓動が
早く脈打つたびに 恋焦がれる
東の海に西の山に 浮かび上がるボクの姿を
見つめるその瞳の熱は 今も冷めない
明日のその先にある未来が
ボクの足元をすくって
奈落に落とすたびに 恋焦がれる
希望と絶望の狭間にある夢に
失ったあの日の記憶を
照らし合わせてボクは 目覚めた
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