漂える水草には
浄らかな一輪が
蓮の音に浮かぶくらい
あやふやな華やかさ

気高くも色香に囁く道化師は
美しいそれを、あざとさまでも
鏡に映すの

儚く躍れるリリィのように
未然に慈善に身を焦がせば
私の心は御心という
乙女の形になるの


似合わない花飾りを
髪に結える仕草で
和かに微笑んだら
後退りに手を振った

呆れるも疚しく償う道化師は
美しいそれに、戯けて魅せては
水面を映すの

儚く揺れゆくリリィのように
毅然に憮然に身を焦がせば
私の心も御心という
乙女の形になるのに

産まれしは何故
こんな姿なの?
いつしか死にゆくと知って?
リリィよ、永久に…

私の身形が見違える程
風靡に優美に身を焦がせば
彼方の貴方を振り向かせる
その日を想うのよ

儚く憐れむリリィのように
離れ離れになるものでも
私の心は御心という
乙女の形になるの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

リリィ

閲覧数:217

投稿日:2016/07/18 19:42:01

文字数:376文字

カテゴリ:歌詞

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