遠く響いた　君の言葉
浮かんで消えて
僕は夢見て　書き残した切れ端

大切にしていた　ガラクタを積み上げて
僕らは　また飛び立つ

　数え切れない程の過去と
　真っ直ぐに伸びてゆく現在を
　座標軸の中　重ねて
　交わる場所　未来と名付けた

　答えの見えないこの世界を
　それでも止まらない時間を
　優しく　優しく　握り締めて
　歌う　高く昇る歌　

生きてもがいた　傷の痕は
滲んで増えて
何度擦って　隠したけど消えない

　途方も無く広がる青と
　そこら中ある「それ以外」を
　指ですくい　混ぜ合わせて
　きれいな色　奇跡と笑った

失い続けることの意味も
手にしたくだらない願いも
いつかその価値に気付けたなら
少し　強くなれるから

さぁ　歌おう
この手広げて待ってたいよ
やがては散りゆく出会いでさえも

さぁ　昇ろう
向こう側の向こうへ