泥だらけになった僕らまるで映画みたいに進んで
カレンダーひとつの軽さにやっと歳を覚えたんだ
分かるよなんてねちょっと軽率過ぎてしまったな
分かりたいんだよきっと最後の日もそうだろうな

夕映えに溢した当たり前の言葉で片づけないでよ

いつかは来ないよ短い人生さあ悔やみながら往く
不仕合せか仕合わせか分かっている今笑っている


傷だらけになって君はそれが本懐みたいに云うね
可憐だって茶化すと怒る馬鹿みたいに話したいよ
気付いてよなんてちょっと無理を言い過ぎたかな
気付いたんだよきっと最初から分かっていたこと

云う前に零れたお決まりの台詞で胸に穴が空いた

もしもが痛いよ果敢無い人生さあ迷いながら逝く
間違いか正しかったか分かっている今笑っている


若さの所以が燃やす勇気と尽きる覚悟だったなら
ちゃんと削った確かに燃やした見上げた空が高い


然様ならの声さえ尊い人生さあ両手に抱えて征く
別れの数も出逢いの数と解っている今量っている


いつかは来ないよ短い人生さあ愉しみながら往く
不仕合せか仕合わせか分かっている今笑っている