耳を澄まして空を仰いで
大きく息を吸い込んだなら
目の前にある等身大の僕の世界は広がっていく

しまい忘れたノートの隅に拙く傘と猫を描いた
昨日の僕は雨を見つめて物憂げな顔していたのかな？

なんだかちょっと寂しくて虹を描き足したら
モノクロのページに色彩が差した
昨日の雨は今日には青空に変わって雨上がりの道に陽光が差す

昨日は今日に繋がり景色を変えていく
少しづつ世界に色彩が灯る
今日を明日へと繋いで未来を紡いでく　
少しづつ世界が広がってく

開いたままの絵本のページ
夢を描いた少女の軌跡
明日の僕は旅の続きをきっと笑顔で見守るのだろう

なんだかちょっと楽しくて思い描いてみた
まだ知らぬページの夢の続き
とても勇敢で優しい少女の行く末が幸せそうに笑う君とダブる

今日を明日へと繋げば視界が晴れてゆく
歩き出す不安は期待になる
思い描いた明日が未来を創ってく
また少し世界が広がってく




――――――――――ひらがなver.

みみをすまして　そらをあおいで
おおきくいきを　すいこんだなら
めのまえにある　とうしんだいの
ぼくのせかいは　ひろがっていく

しまいわすれた　のーとのすみに
つたなくかさと　ねこをえがいた
きのうのぼくは　あめをみつめて
ものうげなかお　していたのかな？

なんだか[ちょっ]とさびしくて　にじをかきたしたら
ものくろのぺーじに　いろがさした
きのうのあめはきょうには　あおぞらにかわって
あめあがりのみちに　ひかりがさす

きのうはきょうにつながり　けしきをかえていく
すこしづつせかいに　いろがともる
きょうをあすへとつないで　みらいをつむいでく
すこしづつせかいが　ひろがってく

ひらいたままの　えほんのぺーじ
ゆめをえがいた　しょうじょのきせき
あしたのぼくは　たびのつづきを
きっとえがおで　みまもるのだ[ろう]

なんだか[ちょっ]とたのしくて　おもいえがいてみた
まだしらぬぺーじの　ゆめのつづき
とてもゆう[かん]でやさしい　しょうじょのゆくすえが
しあわせ[そう]にわらう　きみとだぶる

きょうをあすへとつなげば　しかいがはれていく
あるきだすふあんは　きたいになる
おもいえがいたあしたが　みらいをつくってく
またすこしせかいが　ひろがってく