書きたい時に書きたいモノを、をモットーにこそこそ活動してる文字書きです。 長々とオンラインを不在にしておりましたが、無事帰還しました。 それに伴い、御使用頂いた作品、お声掛け頂いた作品を除いて、現掲載の作品を一掃しました。 一応バックアップは取ってあるので、何かありましたらお気軽にメッセージへどうぞ。 また、フォローを下さっていた皆さま、本当にありがとうございました! これからも変わらずぼちぼち活動していく予定ですので、 どうぞよろしくお願いいたします。 マイリス http://www.nicovideo.jp/mylist/35576482 アイコンはFTMさま(http://piapro.jp/fatman0603)に書いて頂きました。 ありがとうございます…!
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明日君は何処にいるのかな?
何を想っているのだろう?
そんなことばかり考えては
隣に居る君が見えない
繋いだ手の温もりはちゃんと
存在を伝えてるのに
空回る言葉に掻き消され
君の声さえ聞こえない
時計の針は回り続けるから
未来ばかり探し続けるんだ...TWILIGHT-LOOP
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光る空の涙
水平線に溶け込み消えた
音にならぬ声がキミの声で僕の名前を呼んだ
飛び込んだ深さに呼吸を奪われて
孤独の波に呑み込まれそうになっても
沈みゆく身体が暗闇に落ちても必ず見つける
何処に居ても探し出すよ
キミが僕を呼ぶのならば
例えそれが海の原に溶けた一滴だったって
何処まででも追い掛けるよ...Ever Calling
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「やらなくちゃ」と呟く
自己暗示みたいだね
「またダメだった」と云う
キミはまだ気付かない
積んでは崩しての繰り返しの中に
確かに在る筈なのに
自分自身で壊して
「何も無い」って 「足りない」って 泣いてるの
キミはネガティブマジェスティ
向上心を盾に努力に潰されて...ネガティブマジェスティ
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太陽と月 交互に見送って
時の流れを知れば記憶は翳った
二人ならば手を取り合えるから、と
握り合った指先は温度(ねつ)を忘れてく
道の無い場所を僕たちは駆け抜けてく
記憶を 心を 温もりを 知らずに手離して――
一人だって歩いては行ける、と
知らないままいた方が良かったのだろう…
擦り減る靴で蹴り続...比翼憐離(仮)
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叩き付ける様なピアノのメロディーが
孤独を嘯いて眩い夜を誘う
透明なグラスに注ぎ込む感傷
期待と諦めを綯交ぜなままに飲み干すの
重なり合う世界は刹那の夢
色付いたグラスだけ残して消えてくの
置き忘れてきたあの感傷を手放せたコト
それだけで十分だから――
一夜を限りに生きてくの
過去も未来も要らない...Fragment Dreams
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間違い探しの果てに残るのはきっと残響
沈黙が落ちた街を褪せない声が苛む
孤独を厭う故に同調を模した結末
嘯く虚の仮面が呼吸制限を強いた
問うたのは淘汰の顛末?それとも疎意の罪悪か?
耳鳴りの中に谺する他問自答が責め立てる
同じ顔して同じ声で孤独を誤魔化してた
色の無い街で色の無い空を仰ぎ塞いだ
同じ...亡色シンパサイザー
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耳を澄まして空を仰いで
大きく息を吸い込んだなら
目の前にある等身大の僕の世界は広がっていく
しまい忘れたノートの隅に拙く傘と猫を描いた
昨日の僕は雨を見つめて物憂げな顔していたのかな?
なんだかちょっと寂しくて虹を描き足したら
モノクロのページに色彩が差した
昨日の雨は今日には青空に変わって雨上が...Growing World
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放射状に伸びた影がそっと
寄り添う程離れていったのが寂しくて
君の手を握っていた
驚いた君は笑って言った
――『温かい手だね』
本当は言いたかったんだずっと
「ありがとう」と「好きだよ」ってちゃんと…言えなくて
君の手を握ってみた
君はそっと握り返して言った
――『僕"も"好きだよ』...nameless happiness
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夢見がちな少女装って
アナタを王子様にしてあげる
白馬など要らないわ
だからねぇ 気付いて
甘いお菓子と柔な口吻
お好きな方を選ばせてあげる
言葉など要らないわ
だからねぇ 欲しがってよ
可愛いだけじゃ物足りないなら
艶やかに誘いかけてあげるわ...歪求フィリア
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僕の足跡が描いた輪郭さえ
明日の足跡にかき消されて
試行錯誤のループだとしても
なにか意味はあると思ってた
繰り返すこともただ愛おしい
不完全な僕達は
頼りない足取りで
足跡を描き歩いているんだ
夢か恋かとか天秤に掛け
未来を狭める選択ばかり...カミングプロセス
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名も無き夢に見た景色
其処は荒れ果つ荒野
遠く続きゆく空を仰ぐ一輪の花
馳せる蒼と悠久に永らうる
砂塵に呑まれても孤独に咲き誇る
乾いた風を往なし孤高に生けど
何れ訪うのは 萎凋(いちょう)の運命(さだめ)
然れども其れでも散り逝く為と咲く?
名も無き夢から呼声
其れは何かを求め...砂塵の空夢
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真っ白な紙に書き殴った支離滅裂な弱音と嘘
誰にも見えない言い訳を自己満足に書いて綴じた
真っ白な紙を黒く染めた有象無象の無駄な言葉
誰にも見せない本音ほど解読不能に陥った
鍵を掛けた引き出しに仕舞い込んだ日記
いつか誰か見つけ出し紐解いてくれる日が来るかしら?
それともそれより前に馬鹿馬鹿しくなって...BlackDiary
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紅い月を望む窓を見上げるだけで
無為な呼吸 飲み込む吐息 繰り返してた
膝を抱え泣くとか
耳を塞ぎ寝るとか
そんなことも出来ずに夜は更けて…
「明けぬ夜は無い」とか
「明日はきっと来る」とか
望まない言葉だけ胸に深く刺さって
叶わない願いとか
宛ての無い問いだとか...燻夜-stagnant night-
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拙い音で唄声が
言の葉を手繰り寄せて響く
頼りない声に震えた
心音は波紋を描き揺らめく
ねぇ、どうしたならアナタに届く…?
一滴落ちた涙さえ澄んだ水面を歪ませて
曇りの無い感情も綺麗には伝わらない
もどかしいね、哀しいくらい…
空を映した水面には
アナタだけが映ってるのに届かないの…?...Aquacor
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遠い空見上げていたあの小さな窓の向こう側
澄み切った蒼穹の理由に想いを巡らせてた僕等
無知さえも楽しくて笑い合えた
狭い世界すら
眩しくて 愛しくて
飛び立てる時待ちながら…
ねぇ、覚えていますか?
あの窓辺から見えた景色(いろ)
雲ひとつ無い空へ羽ばたかせた
紙ヒコーキに託した希望(ゆめ)を…...EndlessLine~続いてたユメ~
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この指先でほどけるように溶けていく
柔らかな感触 覚えているよ
この胸の奥
滲むように沁み込んでいた
柔らかな温度も今もずっと…
悲しくって泣いてた
あの冬の日
孤独な心に寄り添ってくれた
優しい雪
Dear my snow...Dear My Snow.