トラジックウィンター
BPM ♩=132
哀は積もっていく 雪降るように
幼くも愛拙くも恋 蝕んでいく
明日までなんて待てない
遠距離話 未だ 焦れる返信
変わる はずない この愛
それでも尚 反芻 繰り返すの何故なの
明日になるまで 夜が明けるまで
待とう 待とう あなたを
空暗む前に 赤らむ前
に見たい 聞きたい あなたの全てを
雪に染まる 白に溺れる 我を忘れて
躱す君の手も 溶け無くなる前にほら
掴めど輪郭 崩れていく 私の手で
こんな惨禍を君は愛だなんて言うの?
夢見る「2人 一緒に」
「今後」を待つ 一人分のマグカップ
孤独分 縋る →リリーブ
過去をスクロール 満たす
風化する心
「逆に、いつでも一緒だね」
「近くじゃなくたって」
鮮度下がる言葉の性
もう良いよ良いよ喜怒哀楽の乱高下は
想定最悪シナリオばかり
You're kidding!!
霙になって。僕が舞ったって 君違う(たがう)
僕が居なくても君はどうせハッピーだ
掴めない輪郭 届かない遠く 立ち竦む
猜疑さえでも同じ気持ちならいいの
にな
「近づくほど 遠くなるから」
どこかで聞いた エレジーの
手が触れても悴んで何も思えないの
さめない 消えない? 保証なんて無い
抱く幻想 今は虚像
灯火の向こう揺れるあなたを
この心がもう信じられないから
安堵したなんて
雨になって 暖かく差したんだ 君に
火花は枯れていく 僕らは僕になっていく
君に花束 焼べる愛は もう未練もないから
水溜まりに立つ 私トラジックウィンター
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