熱砂【夢追う我らは砂の民 業を食らいて進む】

「応答直ちに求む
全て砂海に飲まれる前に」 
塵芥の粒 死人にゃ語る口無し 
〚熱砂〛

「応答直ちに求む
全て砂海に飲まれる前に」
我らの体は 既に熱に冒されている

丁半引くべきか
されど推して引かざるべきか
値は千金 業がこの身焦がしてゆく

うっせえ黙ってな
暗い地底にでも潜ってろ
うっせえ黙ってな
そこに立たなきゃ所詮文字だろ

なあ
知ってんだろ 愚問 愚問
不肖 一粒の砂でしかない

我ら  砂の民 
ゆえに ここに散る
  
叫んでまだ足りないからって
嘘だって駄々こねて
待ってくれって縋ったって
救いなんかないだろう

急いて焦った時計は
ぶっ壊したって 止まらないな
去っていこうが どこにだって
行く当てなんかないでしょう
.
枯れ切った 塵埃よ
我らが 罪の跡
流し去ってくれ

熱砂の向こうは蜃気楼
荒野に飲まれて何年
足跡 辿って
来た道さえ見失って

さあ 風が吹いた方へ 方へ 
砂を噛んだような 逃避行 さえ止めて
飢えと渇き 凌いで 前へ前へ
果ては彼方者 さえ己が糧にして

うっせえ黙ってな
足枷でも自慢し合ってろ
うっせえ黙ってな
大変ですね 知らんけど

なあ
知ってんだろ 愚問 愚問
不肖 一粒の砂でしかない

我ら 砂の民 
ならば 夢に散る 

叫んでまだ足りないからって
嘘だって駄々こねて
待ってくれって縋ったって
救いなんかないだろう

急いて焦った時計は
ぶっ壊したって 止まらないな
去っていこうが どこにだって
行く当てなんかないでしょう

凪いだ空   明けた夜の淵で 明星を詠んだ
描いた絵と  沈む砂の淵   客星に酔った
 
走る無数のノイズ 
壊れた受信機が吐き出す
我らの 罪と罰 .
伏し拝む後ろ手 
流刑の烙印(スティグマ)  
 
走る 無数の亀裂
フラクタルの大地の上に
刻む墓標 後ろに砂の城
亡霊の鳴動 

うっせえ黙ってろ
誰も何もわかっちゃないだろ

だからそこで見届けてろよ
丁半引いた 我らの無様を

なあ
知ってんだろ 愚問 愚問
不肖 一粒の砂でしかない

我ら 砂の民 
ならば 夢に散る  

嗚呼
分かってるんだって
救えないよな!?

S
叫んでまだ足りないからって
嘘だって駄々こねて
待ってくれって縋ったって
救いなんかないだろう

急いて焦った時計は
ぶっ壊したって 止まらないな
去っていこうが どこにだって
行く当てなんかないでしょう

枯れ切った塵埃よ
我らが罪の跡 流し去ってくれ

吹き荒ぶ 西風よ
我らが祈り 遠くに運んでくれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

熱砂 Ci_Flower

閲覧数:54

投稿日:2023/08/04 01:20:39

文字数:1,104文字

カテゴリ:歌詞

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