明る花(あかるはな)

茜珠 藍に混ざり
色づく日々 変わる音に
流れて落ちた 風に靡く言葉だけが
想い出を色に変える

錆びた花の色 靡く度に俯く
数える花弁 無くした花びらだけ
想い出を風に託して

街明かり 影に散って
僕らは今 月に落ちる
変わらない今も 咲いて凪いだ欠片だけを
淡く消えて求めてんだ

夕暮れ 並木道
響く歌につられて 戯けて踊る
無くした思い出だけ
想いだけ描く 音痴れずとも  

伸びた影とふたり 歩こうとも
そこには変わらず 僕がひとり映る

ひとりだけの街に立って
僕だけ今 月に落ちる 
あどけない嘘と 咲いて凪いだ欠片だけが
変わらずに影を映した 

かざした想い出は 今も僕らだけの箒星
変わらずに語る 花と呼べぬ昔話

欠けた花ひとつ
言葉なんて忘れて 月に踊れよ
ため息 ひとつ束ね
想い出す 花になった無くし物

歩き出して 影を追って
僕らは今 月と踊る
変わらない今も 咲いて凪いだ欠片だけは
華々しい想い出だ

月明かり 影に乗って
僕らは今 ひとつになる
変えられなくても 凪いで咲いた欠片だけを
今も歩いて求めてんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

明る花

閲覧数:19

投稿日:2024/12/03 21:26:03

文字数:492文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました