日曜の昼下り。
退屈なテレビ、雲交じり灰の空。
閉じた窓の中で、
どこかへ逃げるように
白昼夢を綴る。

いつか空を飛んでいく
渡り鳥の夢を見ていたの。
ここではない場所へ、明日へ、
私を連れ去ってくれよ。


それから少し時間が経って、
加速続く日々に
振り落とされかけていた。
逃避して、
意識を溶かした青で描く
青写真を眺めていた。

いつか最果ての街を
抜け出して南西を目指すの。
海を臨む街の中で
私になりたいの。


さよなら。
この物語が始まってしまった街よ。
また会う時が来たとして、
お互いきっと覚えていないよ。

私はここには居ないの。
いつだって夢の中にいるの。
数年後、未来でまた
私に会いに来てくれよ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

回遊に至る夢 歌詞

5曲目投稿オリジナル曲「回遊に至る夢」の歌詞。

(歌詞に句読点や読点を入れれば残響系っぽくなると思いませんか??わたしはそういうふしがある)

閲覧数:148

投稿日:2021/08/18 18:44:29

文字数:314文字

カテゴリ:歌詞

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