青春を分かち合ったこの街に 
いつまでも取り残されていた
刻むことをやめた秒針を睨み 
同じシナプス刺激してばかり

ふらつく足元照らしてくれ 
かつての輝き見せてくれ
確かにあのとき僕たちは手にしていた
街角 足隠す夕暮れ 
はかなく消えゆく夏の幻影
冷たい夜風が頬に突き刺さる

「いつか全て忘れる日が来る」と
言い聞かせて作り笑いしてみてもね
塞がらぬ 塞がらぬ傷がある 
それこそが積み重ねてきた罪

もしひとつだけ願いが叶うなら
風に乗せて声を届けてほしい
晴れ空に浮かぶ飛行機雲のように 
真っすぐ君のもとに届けてほしい

何年経っても変わんない 
何年経っても分かんない
断片さえ見つからない 
嗚呼、情けない
何遍泣いても消えない
何遍歌っても癒えない
漫然としがみついていると気づかない

窓開けて息を吸い込んで 
新鮮な光を浴びて
少しずつ前に進もうとしても 
あの日の笑顔が不意によみがえる

「いつか全て忘れる日が来る」と
言い聞かせて作り笑いしてみてもね
塞がらぬ 塞がらぬ傷がある 
それこそが積み重ねてきた罪
綺麗な夜空見上げて君を描こう 
交わらぬ運命だと知っていてもね
傷も痛みも全て胸に抱えて 
夜明け前にこの街を出て行こう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

夏の追懐 歌詞

閲覧数:992

投稿日:2021/08/02 21:54:59

文字数:530文字

カテゴリ:歌詞

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