止まることを知らない涙が
あふれては 水たまりを作っていき
あちこちに 転々と涙のしるしが

それでも私の目は 腫れることなく
赤くなることもなく
ただただ涙を流していくだけだった

枯れることなく 涙はいつまでも
流れ続けた

いつしか涙は止まり
私は眠りにつく
自分で作った 涙の湖の中に
身を投げ入れるかのように
静かに静かに沈ませて

眠りについた


月日なんてものは 早く流れて
湖は 涙湖(るいこ)と呼ばれる
ひとりの女性が 流した涙でできた
不思議な湖だから
女性の名前がルイだったから

湖はけして濁ることはなく
いつまでも綺麗なままだった
そして
不思議な言い伝えも伝えられる
「湖に今でもルイは眠っている」

嘘か真かわからない言い伝え
でも
ひとりの青年はそれを信じていた
いや
ルイを知っていたから
月日が流れた今でも探していた
彼女に会うために

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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【ルイ】

物語のような歌詞を書いてみた

閲覧数:76

投稿日:2011/07/16 09:32:04

文字数:390文字

カテゴリ:歌詞

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