「リンちゃんリンちゃん」
困った顔したミク姉がこっちを見てる。
手にはちっちゃくて甘いお星さま。色とりどりの金平糖。
レンがこないだ初めて買ってきてくれて、その日から私のお気に入り。
それを知ってるのはレンだけだから、きっとレンから聞いたんだ。
本当だったらとっても嬉しい、はず。
でも、今は全然ほしくなんかない。
「いらない、欲しくないもん」
三角座りで抱えていた膝の頭に額をこすりつけた。
ぎゅっと目を瞑ってみても零れる涙がなくなるわけじゃなくて、空しい。
「ねえ、リンちゃん。ずっとお部屋から出てこないから、レンくん心配してたよ。」
「………」
「喧嘩したんなら、ちゃんと仲直りしよ?私も一緒にいてあげる。」
ね?って小首を傾げるミク姉は、いつもはふわふわしてて
それでもやっぱりこんな時は「お姉ちゃん」の顔をする。
(でも、ミク姉)
喧嘩じゃないの。
喧嘩じゃないけど、ただ、胸が痛い。
大好きな片割れがくれた大好きな甘い金平糖だって、
今食べたらきっと苦い味がする。
大好きなのに、
(どうしてあんなひどいことをいうの)
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