「いとしきからだ、いとしきいのち」
美しい身体はもう、さよならしたみたいだ
憂いた体温で、溶けて無くなっていく
淋しい心は多分、あなたで騙していた
気附かないように、傷付かないように
夜を纏ったように虚ろになった瞳孔
柔い呼吸を呑んで、沈んでいく
わたしの心、絶えず欲望に塗れて脈打っている
生温い愛が残ってる、あなたの優しさに、身体が慣れてしまった
いとしいからだ、いのち、何もかも忘れてしまう前に
あなたの美しさで視界を歪ませて!
盲いた瞳も、きっとあなたを憶えている
失くさないように、輪郭をなぞっている
熱が篭ったように煩くなった心臓
藍に染まった声は、掠れていく
儚いままで落ちる宙空の心が痛みだした
鈍色の愛に染まってる、わたしの細胞が、あなたを欲しがっている
ほどけたからだ、いのち、赦されない罪をどうしようか
異常なほどの愛を受け止めて!
夜を纏ったように黒く濁った心象
淡い呼吸を吐いて、沈んでいく
わたしの心、絶えず欲望が生まれて脈打っている
生温い愛は残ってる? あなたの優しさは、わたしを呪ってしまった
いとしいからだ、いのち、何もかも穢れてしまう前に
あなたの美しさで視界を歪ませて!
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