世界がまだ綺麗だった頃
まだ何も知らない無垢さ
無邪気に笑うだけで楽しい、

そんな白い子猫は今日も
こっそりこちらを見ていた

疑うことを知らない罪は
あの世界なら許された


ただ真っ直ぐに見つめている
そんな子猫に太陽は微笑む
月は冷たく睨んでた
星はただただ泣いていた





世界がだんだん曇り始めた頃
汚れを知り始めた切なさ
何かが変わろうとしていた、

そんな白い子猫は今日も
こっそりこちらを見ていた

疑うことを知った現実
世界は子猫を弾き出した


ただ真っ直ぐに見つめていた
そんな子猫に太陽は悲しむ
月は優しく諭した
星はただただ泣いていた




どうして?
独りぼっちになった気分さ
信じてたのに、なんて
世界では禁忌(タブー)だと知った

清らかな白は漆黒を帯びる




ただ真っ直ぐに見つめていた
そんな子猫に太陽は嘆いた
月は凛と佇んでいた
星はただただ泣いていた


だから黒猫は鳴くのだろう、
嘆きを月へと運ぶために‥


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

太陽と月と星、猫の微笑


どんなに白いキャンバスも、
月日の移ろいと共に、汚れていくもので。

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投稿日:2012/02/25 14:19:03

文字数:435文字

カテゴリ:歌詞

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