雨続きの大都市近郊
溜まっていく洗濯物
出不精仮眠ばかりで
今週も食いつぶす。
休日も憂鬱が
ちくりちくり針で刺してくるの。
死なないだけマシだなんてさ
思えなくて。
理想的生活の計画は
結局は描いた餅で、
何もかもちょっと足りない実際は
このざまだ。
世間とか体裁とか
理由つけて襲ってくるやつら
なんて、関係ないんだ。
勝手にさ、萎んでいく。
短い生命で成せる事とか
限りがあるって、もう僕は知ってるのに。
長い逡巡、怠惰で
首が締まっていっても、
「■■たくない」って、
しっかりと頷けないまま。
この生活の行く先はどこだろうな?
思ってしまったら最後さ。
何もかも止めて冷めて醒めてって、
さよならだ。
短い一日を集め溶かして、
何に使ったって、どうせ変わらないから。
マイナスばっか頭に入り込んでいく!
うるせえなあ、もう。
なあ、どっか消えろよ。
沢山だよ。終わらせる理由なら!
石を積み上げては
崩れていくようだった、
やり遂げたけど。
かつてここには誰一人も居なかった、
閉じられた部屋。
死ねない程度の苦しみや
誰にも分からない悲しみだって
価値を付けてやりたいと願ったんだ。
僕らのために!
雲を晴らすことは出来ない、
待ち続ける時間も残ってない。
少し濡れながらでも行こう、
晴れ間が雲間から見えてきたから。
いつかまたすぐに雨が降り、
頭が痛くなることもあるから。
ちょっと休みながらでもいい。
ついでに君の事も迎えに行くから。
雨宿りに編む
2023年5月21日投稿の「雨宿りに編む」の歌詞
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