俺は制服姿で片手にバッグを持ち満開に咲いた桜を見ながら歩いていた。
今の俺の気分は新しい出会いが無いかどきどきだった。
だってどこぞのマンガであるような風景を目の当たりにしてるんだし。
俺は高校生活で目標を立てた。
それは1年の間に彼女を作る事!
みんなも分かるだろこの気持ち。
俺はリア充になりたいんだ!凄く!
俺はどちらかと言うと普通な顔立ちだった。
だから友達も多いほうで女友達も結構いた。
だが彼女は出来ずみんな友達の関係のまま終わっていった。
悲しい思い出を振り返りながら少し歩くと公園に出た。
ここの公園では朝は1、2くらいしか人は居なかった。
噂ではここの公園を通ると少し近道になるらしい。
すると近くから歌が聞こえた。
あたりを見回すと少しいった所のベンチの前で歌っている人物が見えた。
髪が緑と青の中間あたりの色で長いツインテールで結んであった。
服はどこかの高校の制服だった。
遠くから見てもかなりの美人だと言うことは分かった。
近づいて見ても本人は歌に集中しているのか俺には気づいてない様子だった。
近づいて顔を見るとやはりかなりの美人だった。
しばらくその歌を聞いて終わると同時に俺が拍手をした。
すると彼女はやっと俺に気づいたらしく顔を真っ赤に染めて小さい声で言った。
「もしかして……最初から聞いてました?」
「いや最初からじゃなくて途中からだけど……」
すると彼女は俺に聞かれたのがよほど恥ずかしかったのかベンチに置いてあったバッグを持ち走っていってしまった。
「何で走っていったんだ?上手かったのに?」
俺はそう思いながらも彼女が走っていった方向に歩き始めた。
5分位歩くと高校に付いた。
「ここがそうか。思ったより綺麗だな」
俺は入り口に張られていたクラス分けが書かれた紙を見に行く。
たくさん人がいる中を掻き分けて前へ行く。
「え~と俺のクラスはっと……あ!あったあった!B組か」
俺はクラスの奴の名前を見ていると同じクラスで珍しい苗字を見つけた。
「初音?珍しい苗字だな。名前はミクねぇ……」
「ミクって漢字でいいんじゃねえの?」と思いながら紙から離れる。
その後みんなについていき教室にたどり着いた。
中に入るとみんな新しい友達を作ろうと話し合っていた。
黒板を見ると座席表が書かれていた。
「俺の席は……っと……隣初音さん?」
俺はどんな人何だろうと思いながら席に着く。
するとすぐにミクが来た。
それは朝公園で歌っていた彼女だった。
二人とも目が合いお互いに指を刺して言った。
「「あっ!」」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

高校生活って本当にドタンバですね……

主人公の石崎要(いしざきよう)は高校に行く途中の公園で初音ミクに会う。要はミクが歌を聴いて拍手をするとミクが顔を真っ赤にして逃げていく。その後教室で席が隣になる。
青春真っ只中の高校生ライフを書いて見ました。

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投稿日:2012/11/19 19:35:59

文字数:1,068文字

カテゴリ:小説

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