青空に高く沸き立つ雲のように
僕らもいつか大きくなれるかな

ゆるやかな坂をのぼった先にある
木陰でいつも語り合っていたね

雨の匂いにも慣れてきた
つばめもとうに飛び立った
眩しげに遠くを見つめて

僕の右手には馴染まない
白い封筒がはためく
大切に握り締めていた

風が通り抜けて
その瞳は輝いて
今胸の奥くすぐってく

黄金色に光る
この向日葵は笑って
もう僕の背を追い越して揺れる
『待ってるよ』


憧れの道を歩んで行けるまで
あとどのくらい悩めばいいのかな

照りつける太陽手のひらで隠して
その小ささに焦り覚えたんだ

雨も夕立に変わる頃
低い虹を眺めていた
こんなにも儚げに映る

僕を呼ぶ声に傾けた
耳がつかまえた風鈴
透明に鳴り響くだけで

風は星をめぐり
また同じ時を連れて
今胸の奥震わせてく

夏が寂しくなる
そう呟いて笑った
あの横顔が浮かんでは消える
月の夜


熱を帯びた指でなぞる文字の列が
僕らをただそっと引き寄せてくれるから

風が通り抜けて
その瞳は輝いて
今胸の奥くすぐってく

黄金色に光る
この向日葵は笑って
もう僕の背を追い越して揺れる
『待ってるよ』

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

夏の手紙【応募用】

『待ってるよ』
そう綴られた手紙を手に、僕は――

――――――
雪様の「歌詞募集11(vocal蒼姫ラピス)」の曲への応募用に歌詞を書かせていただきました。
こちらへ→http://piapro.jp/t/7WkF

聴かせていただき、夏のイメージが浮かんだので、こんな歌詞に。
まっすぐに、さわやかに、きらめいているようで・・・。

前のバージョンにひらがなや字数、区切りの変更等を記した歌詞がありますので、ぜひご参考になさってください。


2013/08/11 残念ながら採用には至りませんでした。貴重な機会と経験を得られる場を与えてくださった雪様、ありがとうございました!

閲覧数:347

投稿日:2013/08/11 11:17:51

文字数:500文字

カテゴリ:歌詞

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