minus05
この雪がもし 肩に落ちたら 今はまだ溶けるかな? ねぇ?
冷たくなった 右手でそっと 白い空を掴んだ
埋もれた耳に 遠くで響く 同じ様なあの声 ほら?
気づかないよ 凄く小さな 私を呼ぶあの声…
どれだけの 針を進めても 見えない今と過去と未来と
ただ 痛みだけ感じる体 支え続けたら どうにかなるの?
通り過ぎていく あの悪夢 まるで映画のコマの一つに
今 悩み続けてたヒロインも エンドロールでは 幸せになる
気が狂っていた後ろの正面 誰にも見つからない様に
窓越しに見える不自然な青と霞んだ紅い二つの目
真っ白クレヨン描いたのは雪 真っ紅なクレヨン描いたのは雪
どこまで進んでどこまで戻るの?それでも明日は狂って同じに
この雪がもし そこに落ちたら 白いまま溶けるかな? ねぇ?
冷たくなった 左手そっと 目を隠して濡らした
埋もれた日々に 終わりを告げた 胸の奥のあの声 ほら?
気づかないね 凄く小さく 叫んでいたあの声…
夢に見た 空の楽園は 暖かな手と美しい日々と
もし 痛みだけ感じる体 抜け出せたのなら そこに行けるの?
通り過ぎていく この日々が まるで映画のコマの一つに
今 泣き続けていたヒロインも エンドロールでは 幸せになる
真っ白になったあそこの先から 誰にも見つからない様に
さかさまに見えるオレンジ夕焼け 足元に雲見下ろして
一つ間違えた誰もいない部屋 二つ間違えた落ちてきた小鳥
いつまで経ってもどこまで行っても それでも明日は決まって同じに
いつまで行ってもどれだけ経っても いつでも世界は狂って同じに…
この雪がもし 肩に落ちたら 紅いまま積もるかな? ねぇ?
冷たくなった 身体をそっと 沈むままに任せた
繋いだ時間に 終わりを告げた 聞こえていたあの声 ほら?
気づかないね 凄く小さく 静かになるこの時…
あの雪がほら 頬に落ちたよ 暖かな白い雪 ねぇ?
冷たくなった 身体をずっと 包んでいた あの雪
この雪がもし 肩に落ちたら 今はまた溶けるかな? ねぇ?
震えたままの 両手でそっと 青い空を掴んだ
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