リンちゃんとみおちゃんが話をしていると、向こうに座ってる他のメンバーが、
話をやめてこちらを見ている。
「ちょっと、今のこと話してみるね」
そういってみおちゃんは、席を立った。
リンちゃんは、手元のウーロン茶をコクリとひと口飲んで、考えた。
「うーん。もし彼女たちが、ミクさんの絵本に出るとなると...」
彼女はグラスをテーブルに置いて、ほおずえをつく。
「いろんなキャラが出る絵本になるぞ。ええと、わたしら、彼女たち、そして、はっちゅーね」
ななめうえをにらんで、口をとがらせた。
「ふふ。いったい、どんな絵本になるんだろ」
●“エンタメ”のギョーカイのネタ!
向こうの席では、みおちゃんがほかの2人のメンバーに、熱心に話している。
うなずいて聞いている仲間たち。
その様子を見ながら、リンちゃんは思う。
「もし、彼女たちがオッケーしたら、面白いだろうな」
またひと口、ウーロン茶を飲む。
「それをキッカケに、いろいろ、これから起こる、プロの世界の話とかも、聞けるしなあ」
そう、絵本の出版社でも、そこのところを、商品の「売り」にしたいのだ。
作者のミクさんも、同じ思いかもしれない。
彼女の、これまでヒットした商品は、ドールやぬいぐるみ、フィギュアの雑貨、などで、
“エンタメ”の世界とは、ちょっと違っている。
“エンタメ”のギョーカイのネタが、絵本の中に描ける。
ミクさんが、この話に乗り気なのは、そんなところもあるのかもしれない。
●好感度は高いんだって
そんなことを、ボンヤリと考えていると。
みおちゃんが、こちらに戻ってきた。
「あ、どうだった?みんなの反応」
彼女はうなずいて答える。
「うん、悪くなさそうだったよ。でもさ」
彼女はちょっと困ったように言う。
「絵本、って聞いて、ちょっとイメージが湧かないみたいなんだよね」
「イメージが?」
「うん。だって...。そのお話の作者、ミクさんなんでしょ」
リンちゃんはうなずいた。
「そうだよ」
みおちゃんは続ける。
「あの方の作る、ほら、キャラ・グッズとか、私は好きよ。で、あいつらもさ、好感度は高いんだって。でも」
「でも?」
「うちらはホラ、サブカルとか、ちょっと詳しくないからさ」
それを聞いて、リンちゃんもうなずいた。
「うん。わかるよ。とくに、“はっちゅーね”のファンって、すげえ“濃い”からネー」 (・_・)......
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