一雫、綴る文さえ
人知れず燃えてゆくのね
爪先で辿るあの日の
黒髪の貴方へと

水面には艶の微笑み
一片と舞い散る如く
腕にはその首を擡げて

数多の契りを交わしましょうか
此処で

百にも満たない戀でも
貴方の命が尽きて
灰となり塵と化すまで
永久を望みましょう

宵の月隠れれば影
噎び泣く嗄れた指を
重ねても重ならずまた
歩むたび遠ざかる

この声を喪う頃に
息を止め朽ちてしまおう
白い手で手向けたのは徒花

貴方の罪なら教えましょうか
ひとつ、

爆ぜた鬼灯を赦して
憂うのはこの身であれ
宵を呑んで月を重ね
そして生きていくでしょう

百にも満たない戀でも
数多の命が尽きて
灰となり塵と化すまで
唯一人、愛しましょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

鬼灯と宵の焦燥

もしも私が人でなしになっても、愛してくださるのでしょう?
(ひらがなは前頁にあります。参考にしていただければ幸いです)

応募元:raiderさん(http://piapro.jp/t/D7Kz

※鬼灯:いつわり

閲覧数:232

投稿日:2014/03/30 23:00:07

文字数:315文字

カテゴリ:歌詞

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