まただ。
「みみ~み、みみ~み、みみ~み、みーみー」
今日一日、コウはご機嫌だ。
ずっと歌っている。
なんかいいことでもあったのだろうか?
凄く幸せそうだ。
こっちまで気分が良くなってくるぐらいだ。
「み、み」
…なんだ?
「みーみ、み!」
「…………マスターも、歌おう……だそう、です」
……歌か。
歌う事は嫌いじゃない。むしろ好きだ。
気に入った曲なんかは歌詞を覚えて歌おうと努力するタイプだ。
だが上手いかというと…どうだろうか。
音が合っている自信が無い。
それに人前では歌えない。
……一曲歌えば羞恥心も無くなるが、その一曲を歌う事が出来ない。
悪い、パス。
…そんな泣きそうな顔しなくても。
つかモカと歌えばいいじゃないか。
「…………え」
なんでそんな驚いてんだ…。
そういやモカが歌っているのを見たことがない。
歌いたそうにしているのは何度か見たが。
歌えばいいのにと思う。
仮にもKAITOなのだから、歌ってもおかしくないだろう。
照れてるのか?
それとも歌が嫌いなのか?
モカは唖然としたままだ。
その代わりコウが嬉しそうに跳びはね始めた。
「みっ!みーみっ」
「え………ちょっ…………」
もしかして一緒に歌う気満々なのか?
モカが困っている。…面白い。
「みみ、みっ」
…よしわかった。曲作ってやるよ。
「マ、マスター?」
だから歌え。二人で。
「み~!!」
物凄くコウが喜んでいる。
落ち着け。跳ねるな。落ちるぞ。
まだモカが納得してなさそうだが反論がないので勝手に解釈してしまおう。
あ、あーあ…落ちやがった。
「み゛…」
全く、机の上で走り回るからだ。
拾うと半泣きで笑っていた。
…どっちかにしろ。
「………マスター…本当に…」
やる。作る。歌え。
モカが何とも言えない表情をした。
ふむ、こんなところだろうか。
しかし予定とずれるものだ。
童謡的なイメージで作り始めた筈が…いつの間にこんな別のモノになったのだろう。
歌えるのか今更ながら心配になってきた。
…まぁ、歌うのはモカとコウだ。本人に頑張ってもらおう。
モカ、コウ、出来たぞ。
「み!」
気づけば夜だ。
一日やっていたらしい。
「………歌うんですか…」
何を今更言っているんだこいつは。
曲が完成してしまった以上、絶対歌わせてやる。
曲をエンドレスで流す。
歌詞を見ながらコウがみーみーと適当に歌い始める。
まて、せめてメロディーラインを歌え。
歌詞を見つめているモカは黙ったままだ。
モカが歌わないと歌詞がみーだけになるのだが。
モカ。
「…………歌わなきゃダメ…ですか……?」
ここまでしたんだ。歌ってくれないと今日一日が無駄になる。
モカはため息をつくと、静かに歌い始めた。
何度か繰り返し歌っているうちに、モカもコウもどの音で歌うのが一番いいかわかったらしい。
どんどん安定して歌うようになっていた。
あれだけ嫌がっていたモカも、感情豊かに歌っている。
コウにいたっては普段の姿と比べものにならないぐらい大人しく歌っていた。
綺麗だった。
二人の声が重なって、とても綺麗だ。
これならまた曲を作ってもいいと思える。
…なんだ?
コウがこっちを見ている。
もしかして、歌えと言っているのだろうか。
モカまでそんな目で見るとは。
……仕方ない。
今だけ、一緒に歌ってやるか。
KAITOの種7(亜種注意)
ちょっと書かないだけでマスターが別人のように…orz
最初にコウが歌っている曲。分かったら物凄くすごいです。
実際にある曲です。ボカロじゃありません。
抜粋したのもサビの終わりと中途半端な場所なので分かんないと思います。
分かった人がいたら言って下さい。友達になりましょう←
歌ってない、と突っ込まれたので歌いました。
散々ネタがないと騒いだら優しい方々がネタをくれたので、しばらくはネタ探ししなくてすみそうです。
ゆっくり書くのでしばしお待ちを。
本家様のとこのモモイト君はよく歌うそうです。
http://piapro.jp/content/?id=aa6z5yee9omge6m2&piapro=f87dbd4232bb0160e0ecdc6345bbf786&guid=on
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ブクマつながり
もっと見るだんだん暖かい日が増えてきた。
晴れた日は外に出ようと思える。
「………マスター…」
ん?
「どこか……行くんですか…?」
外に出る準備をしているのが気になったのか、モカが聞いてきた。
買い物がてら散歩しようと思っただけなのだが…。
そうか。こいつら留守番させなくてもいいのか。
行くか?散歩。
「み...KAITOの種8(亜種注意)
霜降り五葉
カフェモカからKAITOが生まれて次の日。
今のところメルトしたりとかはしてない。
以外にもカフェモカ以外のアイスも食べるようだ。
アイスを食べてる時、相変わらず乏しい表情が凄く必死に見える。
せっせとでかいスプーンでアイスを掘り返す姿は、横から見ると面白い。
「………っ!」
…慌てて食べたせいで頭...KAITOの種2(亜種注意)
霜降り五葉
朝、何かに起こされる。
みーみーと鳴くそれは目覚ましかと思ったが、違った。
氷KAITOだ。
時計を見る。四時。
…早起き過ぎる。
モカはまだ寝ているようだ。
つかいつの間にベッドの上に乗ってるんだこいつら。
ソファで寝てただろ。
「みーっ」
あーはいはい。何ですか。...KAITOの種4(亜種注意)
霜降り五葉
いつもより少し遅く帰宅する。
一つ何かあると何故全く関係のないものまでトラブルを起こすのか。
理解が出来ない。
最近やけに忙しい。
そんな時に限って面倒なことばかり起こるものだし。
ああもう。早く帰ってアイスでも食おう。
どうせ二人にせがまれるんだし。家のドアを開ける。
………静かだ。
寝てんのか?...KAITOの種6 前編(亜種注意)
霜降り五葉
疲れた。
それ以外他に言うことがないくらい疲れて家に帰ってきた。
家のドアを開ける。
そんな動作がとても億劫だ。
「みーっ!」
ただいま……。
「………み?」
元気の無い返事に、流石の氷KAITOも異変を感じとったらしい。
一瞬で表情を変えた。
「…み?み?」...KAITOの種5(亜種注意)
霜降り五葉
「みーっ!」
………何だこれは。
昨日カフェモカKAITOを洗っているときにふと思ったことを実践してみた。
氷にKAITOの種を植える。
結果……生まれた。
カフェモカKAITOよりも小さく、カフェモカKAITOよりもよく動く、何か。
「み?」
……み?
氷KAITOはさっきから「み」としか言ってい...KAITOの種3(亜種注意)
霜降り五葉
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ご意見・ご感想
霜降り五葉
ご意見・ご感想
氷菓イトの歌ってる歌が皆さん気になるようで……ヒントとしては去年の12月に発売した曲です。
自分の大好きなアーティストさんの曲なんです(聞いてない)
しー様
しー様は友達じゃありません。大切な親友でs(ダマレ
マスターは多趣味多芸の器用貧乏なタイプです。
要するに何でも出来るけどずば抜けて凄いのはない、と(誰でも分かる)
兄さんにみーみー…声高くしたらめっちゃ可愛く言ってくれそうですけど、後で泣かれそうですねwww
五十音ツヅル様
あの歌分かる人がいるとは思えませんから大丈夫ですよ。
五十音ツヅル様も大切な自分の友人です!(勝手に決めるな)
氷菓イトはアイス食べて歌わせる手もありましたが、一回目はみーだろ!とそのまま歌ってもらいました。
モカイトが歌いたがらない理由もあるんですが、そのうち出ると思います。いや決して書くの忘れたせいで入れる場所無くなったとかじゃないですよ!←
KAITOマスターの方に頼んで曲を作ってもらいましょう(他力本願)
……兄さん欲しいよ!!
閲覧&コメントありがとうございました!
2009/02/20 21:51:43
白雪だるま
ご意見・ご感想
これが「な」だった場合塊魂!と叫びたくなるぐらい分からない!!(←意味不明)
すみません。ごめんなさい
どうやら友達になれそうにありません!(ノд`゜)・。゜
もうみーが可愛いみーが可愛い…。
何でコウちゃん(ちゃん?)はこう突きたくなる衝動に駆られるんでしょうかっ!
そしてマスター音楽出来たんですね!
…もう兄さんにみーみー言ってもらおうかな…。
2009/02/20 20:55:00