傘をさして
瞳を落として
水溜りを選んで歩きましょう

楽器の弦を一面に張りめぐしたかのような雨の日に
どうして私は歩いているのかしら
迎えに来ると言ったのは誰だかもう覚えていない
お気に入りのフリルの傘がこの灰色に呑まれてしまいそう
下を向くしかなかったのかもね
誰も見たくなかったから

絶えず揺さぶられる水面に逆さまの世界があって
私が近づくとその世界には波紋が消えて
一歩を踏み出して乱れた世界をそのままに進んでいった

傘をさして
瞳を落として
水溜りを選んで歩きましょう

歩いていると音楽が聞こえなくなって違う音が聞こえたわ
急にみんな目を覚ましたみたい
でもさっきのハープの方が素敵だった
余計な音が今では溢れているの
溶けて消えて残ったのは足元だけね
あ 青い空

絶えず静まり返る水面に逆さまの世界があって
私が近づくとその世界には波紋がひとつ
一歩を踏み出して乱れた世界が落ち着くまで待っていた

逆さまの世界に
浮く わたし

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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浮空多湖

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投稿日:2009/05/19 01:27:26

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

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