変わらない朝
昨日と同じ景色を見て
何かが足りない、そう感じても
答えを探す時間もなくて
ふと振り返る
色褪せていく落とし物
何かを得ては何かを失う
葛藤さえも見て見ぬふりだ
子供のころに夢見た世界
大人になって知る現実
綺麗に奏でた白鍵に
黒が触れた不協和音
雨続きの予報が聞こえる
今夜も灰色の空だろう
重いカーテン少し開くと
僅かに見える小さな星
明日を照らすには十分な光だ
時計の針が
無機質な心に鳴る
まるで弱さをかき消すように
乾いた時を刻むように
俯きかけたその視線に
見える小さな希望の花
咲かせるためにはもう少しだけ
涙が必要かな
息苦しい日々に負けそうで
いっそ消えてしまえば楽かなと
思うたびに胸の鼓動と
誰かの声が響いてくる
今日を生きるには十分なエールだ
雨あがりの予報が聞こえる
空覆う曇りも去るだろう
明日になれば見える景色に
色がついて光が差したら
それが笑顔の理由になるから
孤独や矛盾を許しながら
歩き出す 答えはまだ先だ
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