音階きざむ 雨の音
黒黒光る 水たまり
止めど堕つる雨粒は
次々に着弾していく ――ぬらりと光る、美しき黒へと。

水銀を垂らしたようなそれに
そっと足をひたしてみる。
嗚呼、なんてことでしょう ――足が見えない。

私は本当にここに立てているだろうか?
嗚呼 ――なんだか浮遊感。
私の足は
鏡の向こうで どこをほっつき歩いているのだろう。

早く帰ってきてよ


鏡を打つ雨、撃たれる私。
いくつもいくつも着弾していく ――嗚呼、五月蠅いよ。
耳を塞いだら、見えたのは

映る蜂の巣の私。

ライセンス

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Attack me -Fire!-

夜の雨って幻想的ですよね。
真っ黒な水たまりに弾けていく雨粒の様が
弾丸のように思えて。
もしそうだとしたら、今雨に『うたれる』私はズタボロなんだろうなあ、
なんて、妄想の産物です。

これを少しだけアレンジした歌詞バージョンもございます。

閲覧数:86

投稿日:2009/06/27 23:21:21

文字数:246文字

カテゴリ:その他

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