蟻塚


夢は腐蝕し爛れて
おぞましい音を立てた
薄暗い天井照明に
蛾が一匹張り付いている

ここは終着点
誰一人目を開かない夜明け
細切れに、一口大に
切り取った命を喰らって
泣いていたんだよ
嗚咽を漏らしながら
それでも飲み込んだんだ

合掌

どこまでも無機質で
どこまでも無神経で
逃れ得ない退屈に
どこまでも憂鬱で
どこまでも不条理で
それでも逃れがたい日常に

僕は瞬き一つ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

*蟻塚

愛すべき僕の街

閲覧数:62

投稿日:2015/10/12 08:04:23

文字数:193文字

カテゴリ:歌詞

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