あの子が眠る　午後１１時
待ちわびていた君たちの時間

私が魔法かけてあげるわ
小さな箱を飛び出し遊ぼう

一つ一つのオモチャに心
込めてあげるわ　カラフルな夢と

私とともに遊びましょうよ
いつまでも

誰もいない道で空に向けて鳴らした
ファンファーレ

雑音のように聖歌隊のように
心揺さぶる

もっともっと
今を楽しもうよ
ちょっとちょっと
明日は忘れて
もっともっと
みんなも踏み出して
真夜中のファンファーレ

もっともっと
音を鳴らしちゃおう
もっともっと
コードはいらない
もっともっと
奏でて叩いてさ
おもちゃ達のファンファーレ
イェィ


毎晩続く　おもちゃの宴
私を一人にしないでほしい

この時間だけ孤独を忘れ
私は笑顔思い出すのよ

朝が来るときみんなを元の
おもちゃに戻す瞬間がいやよ

たとえ短い時だとしても
泣いちゃうわ

励ましてくれるの？
優しくて暖かいファンファーレ

あの子の眠る横
彼らの音がもう部屋に響いて

ちょっとちょっと
あの子が起きちゃうわ
待って待って
気づかれてしまう
きっときっと
あの子にみられたら
もうここは来れない

だってだって
私に「トモダチ」は
ずっとずっと
いないままだから
きっときっと
あの子が目覚めたら
嫌われてしまう　ＮＯ！

薄暗い部屋には静寂が広がり
振り返る

ベッドの中の君を横から見つめたら
寝たふりしてる

ちょっとちょっと
薄目でみてるのは
待って待って
反則じゃないの？
ずっとずっと
寝ててほしかったわ
さよならを告げる

待って待って
あの子がつぶやいた
ずっとずっと
ここにいてほしい
もっともっと
音を鳴らしててよ
ボクも混ぜてくれる？

きっときっと
あの子は今までも
そっとそっと
聞いてくれていた
ぎゅっとぎゅっと
伸ばした手を取って
一緒に踊りましょう

もっともっと
今を楽しもうよ
ちょっとちょっと
明日は忘れて
もっともっと
二人で踏み出して
真夜中のファンファーレ
イェィ