初めて君と会ったのは
夕暮れの公園の片隅で

ぼくにしか見えない姿
ぼくにしか聞こえない綺麗な声

切ないその笑顔は
闇の中 溶けちゃいそうで

「探してる ものがあるの
あなたしか 見つけられないの」
「手伝うよ どんなものなんだ?」

君はただ 困ったように笑って
ぼくを指差した


あれから どれくらい経ったろう
君の探し物は 見つからない

ある時 ぼくは言ったんだ
ブランコをこぎながら 何気なく

「これからいつまでも
ぼくたちは友達だよね」

「探しもの 見つかったの
ありがとう あなたのおかげ」
「待ってよ、ねえ! なんのことだよ!」

君はまた 困ったように笑って
ぼくを指差した


「お友達 探していたの
またいつか 会えたらいいね」
「行かないで もっと遊ぼうよ」
かすみゆく 君の姿 あぁ


泣くんじゃない 男の子だろう
「約束だ 必ずいつか、――」

君はただ 嬉しそうに笑って
空に駆けていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Shapeless Friend

閲覧数:191

投稿日:2012/04/15 12:56:29

文字数:416文字

カテゴリ:歌詞

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